イタリア旅行

ナポリを見てから死ね―――

この言葉を聞いて以来、どれほどの間イタリアに対する憧憬と情熱を抱き続けてきたであろうか?私はこの夏、遂に念願のイタリア旅行を敢行することができたのだ。

そして、イタリアはこの期待に対して十分なほどに応えてくれた。

ディズニーシーが比較にならないほどに華やかなヴェネツィアの港、甲子園に全く引けをとらない立派なコロシアム、ルネサンスに花開いた名画の数々、一国のほとんどを占めるほど巨大なサン・ピエトロ大聖堂(注: 国とはヴァチカン市国のこと)等々……

どれもひたすら豪華で巨大で威厳があり、とても私のボキャブラリーでは言い表せないほどに素晴らしいものであった。

また、荘厳な遺産の数々と、そこに住むオールアバウトな国民たちとの間にあるギャップも見事なものだ。噂には聞いていたが、彼らのいい加減さは想像を絶するものがあり、ここに記す余白がない程である。一つ象徴的な例を挙げるとすれば、首都ローマの街中にあるたくさんの時計のうち、他の時計の時刻と一致しているものが何一つなかったということだろうか。

しかし、そのいい加減さは決して不愉快なものではなく、むしろ微笑ましいくらいである。彼らはギャグでそんなことをしているのだろうか? 世界的に誉れ高い遺産に、テキトーな住人達・・・なんて憎い演出なのだろう!



もちろん、旅行は決して順調なものではなかった。

空港でイタリアの子供がかめはめ波のマネをし始めてビビッたこともあった。

500mlのペットボトルを買うのにいちいち400円かかり、涙がちょちょ切れたこともあった。

路地にいたイタリア人にいきなり“タナカ カクエイ”と話しかけられてドン引きしたこともあった。

ローマでエセ警官につかまり、危うくパスポートを没収されそうになったこともあった(マジ)

しかしそんな事件の数々でさえも、今では輝かしいイタリアでの思い出として残っているし、これからもすばらしく貴重な体験として私の記憶にとどまることであろう。

とにかく、全てが(あらゆる意味において)素敵な国であり、今回は大変有意義な観光旅行をすることができたのであった。



ただ一つ残念だったのは―――

このツアーの中にナポリが含まれていなかったということだ。
[PR]
by hermestri | 2007-09-05 01:53 | マッカー
<< 今日から三日坊主 MAGICのポータル三国志を無... >>